EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今週のEBM,ナウ(174)

Low IgG levels associated with decreased survival
(免疫グロブリン値と予後)

 単一施設からの報告。多変量解析では移植後に免疫グロブリン値が低下する因子は

①  急性GVHD合併例

②  患者年齢が30歳以下

③  移植前処置にATG使用せず

④  女性のドナ-から男性患者への移植

⑤  GVHD予防にMTX+CsAを使用したなど5項目です。

さらに免疫グロブリン値が移植後に低値の群と正常群との間では有意に

1.移植関連死亡率(TRM)が高く、
2.生存率が劣る事が(下図)明らかです。



コメント:これは179例を後方視的にみたもの。次には前方視的研究が必要。

文献:Norlin A-C et al. Allogeneic stem cell transplantation: low immunoglobulin levels associated with decreased survival. Bone Marrow Transplant 2008; 41: 267-273.