EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今月のEBM,ナウ(41)

日本のバンクから
造血細胞移植症例の総累計1万人超

 2006年2月22日に、日本での非血縁者間移植、(骨髄移植7146例とさい帯血移植2855例)の総数が10001例となりました。骨髄バンク設立から13年目、さい帯血バンクの初期から9年目です(http://www.jmdp.or.jp/about_us/press.html)。これは国別の国際的な評価機関がないため断定は出来ませんが、世界のトップレベルと考えられています(プレスリリ−ス、2006年3月8日)。
 一方、骨髄バンクの2006年2月現在の速報値では、ドナ−登録者が24万83人です。そして、2月の骨髄採取件数は71件でした。表は骨髄採取件数とその地域分布です。移植実施の地域分布ではありません。全国各地でドナ−の方々が協力してくださっているのがわかります。



  コメント:毎月200名程度の患者登録数−骨髄提供の要望−がありながら、その約1/3の方への骨髄提供しか出来ていないのが現実です。財団の目標とする30万人ドナ−登録により、その骨髄提供が希望者全員へ円滑に行われる日が近いと思います