EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今週のEBM,ナウ(75)

HLA半合致移植

 HLA一致ドナ-がいない時、家族内のドナ-を探して「HLA半合致移植」を施行した北京大学からの報告。171名の血液疾患(ALL、AML,CML&MDS)が2000年から2005年の間にHLA半合致移植を受けた。ドナ-とレシピエントの関係は以下のとおり(数字は%)。ドナ-選択優先度は若年齢、母親、健康。



移植時期は以下のように、ハイリスクが50.3%を占める。


移植後はすべて、ドナ-タイプとなる。GVHD(Ⅲ-Ⅳ)は23%。2年再発予想率はstandard riskで12%、high riskで39%。2年leukemia-free survivalはstandard riskで68%、high riskで42%。15歳以下のGVHD(Ⅲ-Ⅳ)頻度は5%、これは15-35歳、それ以上の29%、40%と比較して有意差がある。

コメント:standard risk群の移植成績は特筆すべき。1人子の多い中国では有望。

文献:Huang X-J et al. :Haploidentical hematopoietic stem cell transplantation without in vitro T-cell depletion for the treatment of hematological malignancies.  Bone Marrow Transplant 2006,38:291-297